
開創一千三百年
宝槌授与の日本三所大黒天
高倉山実相院
真野寺【真野大黒】
あらゆる衆生を救い、慈悲の手をさしのべる観音菩薩。
観音さまが住む仏国土は、インド半島の南にある海島とされ、その場所は補陀落(ふだらく)と呼ばれます。
古代の日本の人々は、この補陀落のイメージを、三方を穏やかな海に囲まれた南房総の地に重ねました。
真野寺は、神亀2年(725年)に南総の地を巡錫し、補陀落浄土を思い描いた行基菩薩が千手観音をお祀りし開創された真言宗智山派のお寺です。
現在も安房国札三十四観音霊場の第25番札所として多くの人々が巡拝されます。
また、真野寺には、貞観2年(860年)正月6日に、慈覚大師が天空に感得されたと伝えられる大黒天の尊像が祀られており、古くから開運招福、商売繁盛、金運上昇の御利益あらたかな福の神「朝日開運大黒天」として全国的な信仰を集め、お寺の名前も【真野大黒】と呼ばれるようになりました。
現在も、朝日開運大黒天が出現された6日を縁日としており、毎月6日に大黒天祭が開かれ、境内には飲食、物販、癒しのブースなどが出店する開運マルシェが開催されます。
特に、旧正月に当てられる毎年2月6日は【大祭・福祭】と呼ばれ、参道に多くに露店が並び、宵祭から数千人の人々が参詣される最も盛大な正当縁日となります。
朝日開運大黒天は、自らが持つ「打ち出の小槌」を人々に貸与される大黒さまと信仰されており、毎月のご縁日には「宝槌」と呼ばれる小槌の縁起物が頒布されます。
自らの宝槌を授ける大黒天は、河内国大黒寺、比叡山延暦寺、そして安房国真野寺の日本三所大黒天であると伝わります。
宝槌はお家に祀ると金運と幸福を呼び込むと信仰され、宝槌を拝受した後は、毎月、毎年のご縁日に行われる護摩の炎にかざして加持し、大黒天さまの御利益と福徳が倍増するように願いを込めます。
真野寺の観音さまと大黒さまは、1000年の長きにわたり、人々の願いを聞き、幸せをめぐらせてこられました。
南総の補陀落・真野寺は、過去、現在、そしてこれからも【みんなの願いがかなう場所】であり続けます。
皆さまのご来山を心よりお待ちしております。
お知らせ
積立宝珠
令和5年~
宝槌の再祈祷をお申し込まれた方に、都度宝珠をお授けしています。
溜まった宝珠の数によって、記念品をお授け致します。
詳しくは、コチラから
二天像 大勧進事業
令和4年~
真野寺は令和七年(二〇二五年)に開創以来一千三百年の記念年を迎えます。
そこでこの度、百年に一度の記念事業として、天王立像の修復を発願いたしました。多くの方々に勧進のご寄付をご案内させていただきます。
何卒深いご理解とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます。
肌守り授与
令和4年3月~
毎月6日に行われる、真野大黒天祭。令和4年3月より、護摩木を奉納いただいた方も祈祷殿にお入りいただけることになりました。
護摩祈祷終了後、祈祷殿にお入りいただいた方限定で、肌身守りを特別に授与致します。12枚溜まりますと、大黒天切形御幣をお授け致します。



